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本当は…
本当は…
って何回か言ってたら
ものすっごい泣けてきて
本当はスゴくなりたかった…とか
なかなか言えない言葉が出てきたり
いーろいろでてきて
最後は中学までさかのぼって
本当に一番好きたったひとが
本当は付き合いたくもなくて
本当は、嫌だったことや
ぜーんぶ、嫌だった!
って出てきたら
うわーって気持ちが出てくるのと同時に
口がどんどんどんどん目一杯開いて
どんどん開いて閉まらなくなった
はじめてだあんなのなったの
わたしは本当は
嫌だったんだ
わたしのペースじゃなかった
わたしの気持ちいいやり方じゃなかった
全部無理してた
全部あの頃のことも
今までのことも全部無理して
本当にやりたいことじゃなかったんだ
こんなこと思ってたんだ
本当のわたしは
これが本当のわたしだったんだ