今までで一番好きだった彼が

 

実は本当は付き合いたくもなくて

嫌だったって気が付いた時

 

 

走馬灯になっていーろいろ思い出されてきた

 

 

本当はわたしは

普通のひととは違う生き方しかできなかった

 

みんなとは違ってた

 

できないのに無理やり合わせていた

 

 

本当に頑張ってた

周りに合わせて周りが生活するように真似して生きていて

 

それが普通だと思ってた

 

 

拗ねてて分からなかった

 

 

拗ねてて拗ねた世界を呼び寄せて

そこで無理やり周りに合わせて生活してた

 

 

そうだ

楽しくなかった

 

ぜんぜん楽しくなかった

 

 

いい思い出とか思って大切にして切なくなったりしてたけど

 

 

そうだよぜんぜん楽しくなかった

 

なんなんだこれ

 

 

 

そっかやっぱりやりたくなかったんだ

 

 

不良の世界

不良ではなかったけど不良の世界

 

拗ねてて反抗してた世界

 

 

みんな冷たかった

心がなかった

 

と感じるってことは自分がそうだったんだな

 

自分が一番無くしてた

 

 

自分が一番自分を大切にしてなかった

 

 

 

 

 

でも気がついた

 

本当のわたしは

 

猛烈ビビリでオッドオドしてて

超怖がりで

なんにもしたくなくて

なんにもできない怖がりの人間だった

 

空気が読めなくて

ひとに馴染めなくて

ひととといると不安で

ひとといると怖くて

ひとといると情けなくて

ひとといると不満で

ひとといると不機嫌で

ひとといると不安定で

ひとといると嫌だった

 

疲れてた

 

自分以外だったんだ

 

自分に嘘をついてた

 

 

心から楽しいことなんて一度もなかった

 

そんな思い出一個も残ってない

 

 

なんの不安もないただのキラキラ輝いた思い出

 

 

そんなの一個もない

 

 

自分を無くしてたからなんだ

本当の自分